その理由ですが、たぬきは「た(他)」「ぬき(抜く)」=「他を抜く」という意味に通じるため、「商売繁盛の縁起物」として昔から言われています。
さらに、信楽焼たぬきの置物は「八相縁起(はっそうえんぎ)」と呼ばれる、8つの縁起の意味を伴ってあの姿形をしています。
「八相縁喜」とも呼ばれる各部位別の意味は、下記の通りです。
①大きな笠:普段から準備し思いがけない災難から身を守る。
(ヘルメットは当たり前、安全装備で作業します。)
②大きな目:周囲を見渡し気を配ることで正しい判断ができる。
(近隣様に気を配って作業します。)
③顔:常に笑顔でお互い愛想よくいることで商売繁盛に繋がる。
(職人はみんな明るく愛想がよいです。良い職場です。)
④徳利(とっくり):飲食には困らず(商売が上手くいく)人徳を持てるように努める。
(熱中症にならないよう水分補給も大切です。中身はポカリです。)
⑤通い帳:世渡り上手は信用が第一。
(信用を得る為に努力いたします。)
⑥大きなお腹:冷静さと大胆さを持ち合わせる。
(安全第一での大胆さ。)
⑦大きな金袋:お金を自由自在に使えるほどの金運に恵まれる。
(そうなるように頑張っています。)
⑧太いしっぽ:何事もしっかりした終わりを迎えることが真の幸福。
(事故もなく工事をしっかり終わらせて信用を得る。)